第3章 避妊薬
藤原圭は彼女の腕を乱暴に掴み、容赦なくベッドに投げ飛ばした。
鈴木瑠璃は下腹部に鋭い痛みを感じ、恐怖に震えながら身を翻した。
彼の骨ばった指が鈴木瑠璃の顎を強く掴み、酒に潤んだ切れ長の目に怒りの色が滲んでいた。
「何が違うというんだ?」藤原圭の鋭い眼差しが彼女の心の奥まで見透かすかのようで、その態度は一層冷たくなった。「あんなことをしておいて、まだ信じろというのか?」
藤原圭の視線が鈴木瑠璃の露わな太ももを這い、邪悪な笑みを浮かべながら、ベルトを緩め、覆い被さった。
「こんな格好で、誘ってるんじゃないのか?望み通りにしてやる!」
藤原圭は彼女の寝巻きを乱暴に引き裂いた。白い双丘が彼の目の前に現れ、ブラジャーの束縛から解放された鈴木瑠璃の美しい胸は高く聳え、頂には小豆のような乳首があった。
鈴木瑠璃の悲鳴の中、彼の手が胸を容赦なく掴み、乱暴に揉みしだいた。
「やめて!!やめて!苦しい!お願い、やめて!」彼女は叫んだ。
「やめろだと?」藤原圭は胸から手を離し、ゆっくりと太ももへと這わせ、下着越しに秘所に触れた。そこはすでに湿りを帯びていた。「こんな状態で、まだやめろだと?本当に淫らだな!」
彼は鈴木瑠璃の下着を引き裂いた。今や彼女は全裸でベッドに横たわり、胸が高く聳え、脚を固く閉じていたが、その間の黒い密林が彼の目の前に晒されていた。
藤原圭は硬く膨らんだ先端を鈴木瑠璃の秘裂に押し当て、腰を沈めると、固い亀頭が一気に押し入った。
鈴木瑠璃は入り口が裂けるような痛みを感じた。「やめて!お願い!やめ...あぁ!痛い...やめて!」
藤原圭は発情した野獣のように、鈴木瑠璃をベッドに押さえつけ荒々しく責め立て、やがて熱い精液を激しく放った。
セックスを終えた藤原圭は身体を洗い流すと、すぐに深い眠りについた。心身ともに疲れ果てた鈴木瑠璃のことなど気にも留めず。彼女は重たい足を引きずりながら、自らトイレへ向かい体を清めた。
翌朝、鈴木瑠璃が目を覚ますと、藤原圭はすでに身支度を整えていた。ソファに座り、手に避妊薬を持ち、陰鬱な表情で、鋭い眼差しを向けながら、怒りと軽蔑を含んだ声で言った。
「今すぐこれを飲め。お前のためだ」
鈴木瑠璃は傍らに立ち、胸が締め付けられる思いだった。
避妊薬は飲めない。すでに妊娠しているから、薬を飲めば胎児に危険が及ぶ!
彼女の目に懇願の色が浮かぶが、鈴木瑠璃の反応に藤原圭は声を荒げ、さらに軽蔑を込めて言った。「早く飲め!俺の子を産む資格なんてない!」
鈴木瑠璃は胸に手を当て、押し寄せる痛みを感じた。
子供が二人の関係を変えるきっかけになると思っていた。なんて甘かったのだろう。
もはや、この男に自分が彼の子を宿していることを告げる勇気すらなかった。
「わかりました、飲みます」彼女は俯きながら、心の中で卑屈ながらも固い決意を抱き、薬を飲むふりをすることに決めた。薬を舌の下に隠し、水を一口含んだ。
藤原圭は彼女の動きを見逃すまいと凝視していた。
鈴木瑠璃は不安になったが、ちょうどその時、藤原圭の携帯が鳴り響いた。彼は焦りの表情で電話に出ると、受話器から鈴木蛍の母親の混乱と絶望に満ちた声が聞こえてきた。「圭、私...どう言えばいいか...蛍が...自殺したの!」






















































