第128章

「奴らに恐怖と不安を植え付け、原始人を恐れさせるんだ。そうすれば、俺たちが先に接触できるチャンスが生まれる」

その後、俺たちは遅い夕食をとった。

魚の燻製は絶妙な焼き加減だった。食料を分け合い、軽く水を口に含んで喉を潤す。

続いて、夜の見張りのシフトを決める。

俺たちのチームは総勢五名。遊撃担当の黒田輝を除き、残るメンバーで一人二時間ずつ、計八時間の夜警をこなすことになった。

深夜帯に起き出しての見張りは、心身ともに最も堪える。

そこで、俺と小松博が自ら進んでその深夜番を引き受けた。

岩崎恵が宵の口の当直を、そして大平愛子が明け方の警戒を担当する。

手筈が整うと、俺たちは少し...

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