第145章

猿人たちはすぐに要領を飲み込むと、見よう見まねで竹を繋ぎ合わせる作業に取りかかった。

大掛かりな水路建設だったが、部族総出の協力体制が敷かれたことで、作業は驚くほどの早さで進んでいく。

これなら、完成まで三日とかからないかもしれない。

俺は常に現場に張り付き、猿人たちに指示を出し続けた。

途中、飽きて苛立ちを見せる者もいたが、そのたびに赤毛のリーダーが叱咤し、規律を引き締めてくれた。

忙しない作業が続き、日が傾きかけた頃、俺は赤毛に合図を送って休憩を命じた。

猿人たちは疲労困憊の様子で、その場に座り込み、低い声で何かを話し合っている。

これだけ大規模な共同作業は、彼らにとって初...

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