第18章

今回、俺は彼女たちを連れて、前回水を探した時とは違う方向へ向かった。

前回の道中では粘土質の土を見かけなかったため、今回は逆のルートを選んだのだ。

砂浜北部のガレ場から森へ入り、北西の方向へと深く分け入っていく。

道中、俺たちは歩みを進めながら、使えそうな薪を集めた。来るべきサバイバルへの備えだ。

しかし、二時間に及ぶ苦しい捜索の後も、粘土の姿は依然として見当たらず、空気中には何とも言えない圧迫感が漂っていた。

ついに大平愛子が耐え切れなくなり、立ち止まった。汗が頬を伝い、苔むした石の上にぽつりと落ち、微かな音を立てる。

彼女は不満をぶちまけた。「いったいあなたたち、粘土がどこに...

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