第22章 純潔なポイント

葉山ゆうは顔を赤らめた。サイズの把握が的確すぎる、さすがベテランだ。

シャワーを浴びた後、葉山ゆうはベッドに身を投げ出した。気持ちよさに思わずごろごろと転がり、すぐに眠りについた。一晩中夢も見なかった。

目が覚めると、葉山ゆうの気分は随分よくなっていた。この頃、よく悪夢を見て眠れなかったのに、昨夜はぐっすり眠れた。

「バカね、他人の家でブタみたいに寝るなんて。危ないのに」と自分をからかうように呟いた。

階下のダイニングルームを通り過ぎようとすると。

窓際に、陽光が白いテーブルに差し込んでいた。

細長い白い磁器の花瓶には、艶やかな真っ赤なバラが一輪。部屋中に香りが漂っていた。

窓...

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