第24章 彼はとても危険

秋山陽介の声が聞こえた瞬間、葉山ゆうは電話を切ろうとした。

「切らないで、大事な話がある」秋山陽介は慌てて叫んだ。

「クズ男とは話すことなんてない」葉山ゆうは冷たく言い放った。

「昨夜は酔っ払って、嫉妬で頭が真っ白になってた。ゆうちゃん、私が女に手を上げるような男じゃないって分かるだろ」

「知らないわ、そんなの」葉山ゆうは嘲笑うように冷笑した。「秋山陽介、もうブロックしたから。他の番号で連絡してこないで。うざい」

「昨夜の男とどうやって知り合ったんだ?本当に彼と...」

「私と彼の関係はあなたには関係ない。聞く資格もない。仕事中だから、もう電話しないで」

「電話切ったら、会社に...

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