第4章 気晴らしに「お嬢さん」を探しに行く

葉山ゆうは純真だったが、昨夜の出来事を思い出し、すぐに我に返って顔を真っ赤に染めた。やっぱりホストはホストだ、性欲が強すぎる!

突然、自分の手が汚れているように感じた。

「ごゆっくりどうぞ」葉山ゆうは慌てて立ち上がろうとしたが、長時間正座していたせいで足が痺れ、力が入らず、そのまま北条寒生の膝の上に座り込んでしまった。

葉山ゆうは顔を真っ赤にして、急いで体を起こそうとしたが、両手は北条寒生の頭の両側についてしまった。

北条寒生は呆然としていた。膝の上に座られた後に、今度は壁ドンされるとは。

葉山ゆうは泣きたい気持ちだった。二人の顔が近すぎて、彼女の瞳は慌てに満ち、緊張して唇を噛んで...

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