第18章

しかし、目の前にいる夢が、自分たちの探し求めていた姉であるという確証が得られない以上、夜と夢が入れ替わっていることは、まだ秘密にしておかなければならなかった。

明は機転を利かせてノートパソコンを開き、SNSアプリを通じて、現在篠宮家にいる夜に連絡を取った。

その頃、夜は夢が使っていた低スペックなタブレットを抱え、ゲームに興じようとしていた。

彼女はゲームを一つダウンロードしてみたものの、タブレットのメモリ不足で起動することさえできなかった。

夜は堪えきれず、毒づいた。

「チェッ、なにが篠宮家よ。名門じゃなかったの? 夢にこんなポンコツあてがって、なーんにもできないじゃない。つまんな...

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