第27章

陸川は「ガハハ」と下卑た笑い声を上げ、口の中の黄ばんだ歯をむき出しにした。

「皐月さん、俺はあんたのお袋さんから紹介された相手だよ。いやあ、気に入ったぜ。安心しな、結納金の六千万は帰ったらすぐあんたの家の口座に振り込んでやるからよ」

「たまんねえな、皐月さん。あんた、夜の方はかなり奔放だって聞いてるぜ? すぐ上が客室だ。どうだ、これから一発楽しもうじゃねえか?」

陸川のアプローチはあまりにも直接的だった。開口一番、皐月秋雨をホテルの一室へ連れ込もうとし、その視線はいやらしく彼女の胸元をねめ回している。

この「皐月さん」のスタイルは確かに抜群だった。ドレスは全身をタイトに包み込み、その...

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