第10章 態度の変化
パソコンを開くと、メールボックスからメッセージが飛び出してきた。高橋さやかが昼に送ってきたGV会社の資料だった。一通り目を通して、大体の内容を把握した。
デザイン画などは全て箱に入れて鍵をかけている。古村陽平が突然入ってきて、自分のことを知られるのが怖いからだ。
でも、なぜ知られるのを怖がっているのかさえ分からない。最初は話そうと思っていたのに、彼はいつも冷たい態度を取るので、言いたいことも言えなくなってしまった。
そのまま現状が続き、彼は彼女をただの暇な御曹司の妻だと思い込み、彼女もそう思わせたままにしていた。
高橋さやかは何度も、なぜ古村陽平のもとを去らないのかと聞いてきた。今の...
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チャプター
1. 第1章 離婚協議

2. 第2章 歓迎宴

3. 第3章 あなたを信じるか私を信じるか

4. 第4章 打ち明ける

5. 第5章 影響を受けた感情

6. 第6章 今夜あなたと寝る

7. 第7章 一度のキスで吐く

8. 第8章 病院の検査

9. 第9章 会議で寝る

10. 第10章 態度の変化

11. 第11章 けんかして病院に行く

12. 第12章 再会の喜び

13. 第13章 あなたの家に住んでもいいですか

14. 第14章 本家に戻る

15. 第15章 離婚を懇願する

16. 第16章 家法を動かす

17. 第17章 真夜中に部屋に戻る

18. 第18章 深夜に発熱

19. 第19章 初めてのメンテナンス

20. 第20章 告げ口

21. 第21章 自動車旅行

22. 第22章 偶然の出会い

23. 第23章 再び恥をかく古村社長

24. 第24章 艶めかしい雰囲気

25. 第25章 計略失敗

26. 第26章 好意を示す

27. 第27章 発表会の前夜

28. 第28章 ステーキを食べに行く

29. 第29章 協力を達成する

30. 第30章 身分を偽る

31. 第31章

32. 第32章

33. 第33章

34. 第34章

35. 第35章

36. 第36章

37. 第37章

38. 第38章

39. 第39章

40. 第40章

41. 第41章

42. 第42章

43. 第43章

44. 第44章

45. 第45章

46. 第46章

47. 第47章

48. 第48章

49. 第49章

50. 第50章

51. 第51章

52. 第52章

53. 第53章

54. 第54章

55. 第55章

56. 第56章

57. 第57章

58. 第58章

59. 第59章

60. 第60章


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