第159章 研究チームに入れるか

だが、手が挙がった以上、見て見ぬふりをするわけにもいかない。教授は仕方なさそうに溜め息をつくと、青山光を指差して尋ねた。

「どうした? トイレにでも行きたいのか」

明らかに、青山光を軽んじている態度だった。

青山光自身は意に介した様子もなかったが、教室にいた他の学生たちはドッと笑い声を上げた。

表情一つ変えずに立ち上がった女子学生を見て、教授は心の中に微かな罪悪感を覚えた。

ただの憂さ晴らしだったのだ。そもそも彼女が何のために手を挙げたのかも知らないくせに、「トイレに行きたいのか」などと決めつける必要はどこにもなかった。

己の不満を学生にぶつけるなど、あまりにも大人気ない。

そ...

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