第119章 K市一の美人

今日の東野月の雰囲気は、学校でのそれとはまるで違っていた。学校では清純派の路線を貫いている彼女だが、今日は異常なほど艶かしく、色気が漂っている。

トップスは黒いレースのTシャツを身に纏い、襟元は網状のシースルーになっていて、その奥にある雪のように白い胸元が透けて見える。豊かな双丘の三分の一ほどが露わになり、魅惑的な谷間がちらついていた。

下半身はタイトなダークブルーのジーンズで、すらりと伸びた美脚のラインが余すところなく強調されている。東野月としてはラフな着こなしなのだろうが、葉山天が受けた衝撃は強烈だった。

「俺を尾行してたのか?」

葉山天は眉をひそめて問いかけた。東野月が理由もな...

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