第38章 放蕩看護師

「くそっ、お前のそのくさい口は相変わらずだな!」

葉山天は笑いながら罵った。子供の頃から佐藤遠はくそだの、ちくしょうだの、くそったれだのと口癖のように言っていたが、これだけ年月が経っても変わらないとは。しかし葉山天也は気にしていなかった。それはただの佐藤遠の口癖に過ぎなかったからだ。

二人は飲みながら話し、子供の頃一緒にやった悪さや恥ずかしい出来事を全て振り返った。純粋だった時代の美しい思い出が彼らの脳裏に蘇ってきた。葉山天は自分が唯一後悔しているのは、あの頃純粋な恋愛を一度もしなかったことだと言い、一方の佐藤遠は初体験が早すぎたせいで、今では愛することを知らず、ただセックスすることしか...

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