第138話

三年後

私の背中は弓なりに反り、キーランの舌がなぞる恍惚の軌跡に合わせ、快楽の波が体中を駆け巡った。彼の情熱は激しくも優しく、その愛撫の一つひとつが、私の唇からあふれ出る喘ぎ声のシンフォニーを奏でていく。私は彼を突き放したいのか、それとももっと引き寄せたいのか分からぬまま、彼の髪に指を絡ませた。その感覚に、私は理性を失いそうだった。

私の隣では、イーサンのタッチが優しく、それでいて電流が走るような刺激を与え、彼のキスが落ちるたびに肌が粟立つのを感じた。まとわりつくような湿った空気も、私たちの間の熱気を冷ます役には立たない。二人とも私に夢中で、これまで数え切れないほどそうしてきたように、その...

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