第348話

リアム視点

ついにその日がやって来た――月の女神とパックの皆が見守る中、俺たちがリアと誓いを立て、結ばれる日が。今回は、以前のような不安の残滓は微塵もない。心の奥底で、何者にも邪魔などさせないと確信していたからだ。迷いもなければ、過ちもない。今日、彼女は俺たちのルナになる。今日、俺たちが必死に守り抜いてきた絆が、正式なものとなるのだ。

頭上にのしかかる脅威が完全に消え去ったわけではない。だが、かつて俺たちを引き裂きかけた危険――俺たち自身が招いた亀裂――は既に乗り越えた。俺たちはこの瞬間を、この平穏なひとときを勝ち取ったのだ。今日だけは、この日が象徴するすべてを祝う準備を整え、ただ番(つが...

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