31チャネル

「ウェ、ウェイク? ここで何をしているの?」

私は呆然と問いかけた。目の前には、私の小さなキャビンの入り口を塞ぐようにして、百九十五センチはあろうかという巨体が立っている。

初めて見るわけではないのに、その堂々たる裸体にどうしても視線が吸い寄せられてしまう。あのボートでの夜が、もう何年も前のことのように思えた。私は自分の正気を保つことに必死で、立って動き続けるために、あまりに多くのことを意識の隅に追いやってしまっていたのだ。

どうやら、ウェイクの全裸の人間の姿という記憶も、そうして封じ込めたものの一つだったらしい。

外では嵐が吹き荒れ、稲妻が彼の濡れた筋肉質な肉体を照らし出している。...

ログインして続きを読む