第三25章

私が触れた瞬間、ショールの体が大きく痙攣した。

私の手が彼の胸当ての中央に叩きつけられ、私の中から彼へとエーテルが流れ込む――荒々しく、眩い光を放ち、制御の効かない奔流となって。膝が崩れ落ちそうになるが、私は踏みとどまる。頭蓋の内側で高まる轟音に耐え、歯を食いしばりながら。

その力は優雅なものではない。静かな意思に導かれた神聖な流れなどではないのだ。それは嵐であり、荒れ狂う大渦だ。私と彼、双方を焼き尽くすかのように駆け巡る。ショールが息を呑むのがわかる――彼の抵抗が、壁のように硬化していくのを感じる。

彼は私が何をしているのか理解していない。まだ、今は。

「フィービー!」

背後の混沌...

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