第91章

佐藤聡は得意げに口元を緩めた。自由ならきっとここを気に入るだろうと、最初から確信していたのだ。

「よし、パパが六階へ案内してやろう」

二人は観光エレベーターに乗り込み、そのまま上層階へと向かった。六階に到着すると、佐藤聡が事前に予約を入れていたため、すぐにスタッフが出迎えに現れた。

「佐藤社長、現在、まだコードが入力されていない空白のロボットは一体のみとなっております。こちらです、ご案内いたします」

「ああ」

佐藤聡に抱きかかえられた自由は、期待に胸を膨らませていた。

ロボットの前に到着すると、自由は興奮を抑えきれずにパチパチと手を叩いた。

「パパ、このロボットすごく可愛い! ...

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