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モーガン

唇を噛み締め、心臓が早鐘を打つほどの緊張を感じながらも、私は頷いた。

彼の唇が私のすぐ上で止まり、二人の間の空気は熱を帯びて濃密になった。彼の手が私の腰に回り、引き寄せられると、私は彼の膝の上に乗せられた。

「私に……な、何をするつもり?」

彼から低く、飢えたような声が漏れた。「君が嫌がることは何もしないよ」彼は微笑んだ。「何かリクエストはある?」

「例えば……どんな?」

彼はくすりと笑うと距離を詰め、深く口づけをしてきた。一瞬、頭の中が真っ白になった。私は彼の首に腕を回した。

ツネオは唇が触れるか触れないかの距離まで身を引くと、囁いた。

「すごくいい匂いだ。一日中キスしていたい」...

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