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ハヤト

静かな語らいのうちに、数時間が過ぎ去った。まるで彼女と初めて出会ったかのような新鮮さがあったが、以前のような気まずさは消えていた。私たちは、彼女がモーガンや〈招集〉に関して取り組んできたこと、王国の未来に対する私の計画、そして彼女自身がこれから何をしたいかについて語り合った。ジュンには驚くほど理路整然とした一面があった。出会った当初、彼女は詩を吟じていたものだ。てっきり芸術を愛するだけの女性だと思っていたが、話を聞けば聞くほど、想像以上に政治への関心が深いことがわかった。

「もっと正式に国政に関わってみてはどうだ?」と私は言った。「モーガンはすでに君を評議会の一員に引き入れているよ...

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