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モーガン視点

歓迎の角笛が宮殿の広間に響き渡る中、私とツネオは中庭へと足を踏み入れた。張り詰めた朝の空気には、期待と緊張が入り混じった重苦しい気配が漂っている。王族たちはすでに勢揃いしており、陽光を浴びて輝くそれぞれの正装が、彼らの威厳と気品を際立たせていた。

あれだけの判決を下した後だ、ハヤトとハルカは相当きつくお説教を食らったに違いない。ハルカはハヤトの隣に背筋を伸ばして立っていたが、その表情はいつになく強張っていた。ハルカの手を握りしめているカイでさえ、いつもより大人しく、大きな瞳で交互に大人たちの顔を見上げている。

私たちが列に加わろうと歩みを進めると、ツネオの手が私の腰にそっと...

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