CH48

モーガン

ツネオは、その巨体からは想像もつかないほど優雅な身のこなしで、空き地の中心にある小さな池のほとりへと私を導いた。普段は静かな水面が、今は淡い光を帯びてさざめき、月光と蛍の舞を映し出して、うっとりするような光景を作り出していた。

私は恐る恐る水面に足を踏み入れた。驚いたことに、まるで揺らめく表面の下に固い層があるかのように、水は私をしっかりと支えてくれた。ツネオもそれに続き、隣に立つ彼の存在が、私にとって何よりの心の支えとなった。

歌の最初の音色が響くと同時に、彼は私を引き寄せた。体が触れ合った瞬間、息が止まりそうになり、体の奥底で何かが熱く燃え上がるのを感じた。タコのある、けれ...

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