第十四章

「っ……!」桜羽雪音は空見灯を睨みつけたが、なぜか急に心虚しさが込み上げてきた。

誰もが、彼女と桐谷憂が一緒にいたと思っている。それなのに、なぜ空見灯だけは「違う」と断言できるのか?

だが、もしここで桐谷憂との関係を匂わせれば、一気にトップスターへの道が開けるかもしれない。

桜羽雪音は腹を括った。

「事実通りに釈明したら、ネットサーバーがダウンしかねないわよ。それでもいいの?」

その言葉に、会議室の全員がどよめいた。暗に桐谷憂と「何かある」と認めたも同然だからだ。

C社の広告塔に抜擢された実績もあり、白樺智はその言葉を信じかけた。

彼は少し考え、真剣な表情で提案した。

「いっ...

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