第四十一章

「開頭手術のリスクはどれくらいですか? 成田院長、それ以外の方法はないんですか?」

五十嵐悠真は張り詰めた表情で成田夏目を見つめた。

先ほどCT検査の話が出た際、五十嵐澪は子供に悪影響があると頑なに拒否した。

結局、興奮のあまり再び気絶し、その隙に運び込まれて検査が行われたのだが……。

結果は空見灯の忠告通りだった。脳内の鬱血を取り除かなければ、いつ命を落としてもおかしくない。

そして何より残酷なのは――子供を諦めなければならないという事実だった。

悠真は藁にもすがる思いで、急いで空見灯に電話をかけた。来てくれるかどうかは分からないが、賭けるしかなかった。

成田夏目も、五十嵐悠...

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