第四十八章
今回、空見灯は気兼ねなくその金を受け取った。
本来なら、桐谷憂が食材を買い、彼女が料理をするという形で割り勘にするつもりだった。
だが、桐谷憂は頻繁に帰ってくるわけではないし、次回の食事も結局は彼女の備蓄を使うことになる。そう考えれば、この金を受け取るのは正当な対価だと思えた。
朝食を終えても時間はまだ早かったため、空見灯は丁寧に二人分の弁当を作った。
幸いキッチンには弁当箱があったので、わざわざ買い足す必要はない。
金を受け取った以上、桐谷憂にサンドイッチ一つで済ませるわけにはいかないだろう。
時間を見計らい、空見灯は弁当箱をテーブルに置いた。
「桐谷社長、青い方があなたのラ...
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