第五十章
その場にいた全員が呆然とし、信じられないといった面持ちで空見灯を見つめた。
まさか本気だったとは。桜羽雪音のマネージャーを辞めるという言葉が、狂言ではなかったことに戦慄する。
桜羽雪音といえば、今や事務所の看板とも言えるトップ女優だ。彼女の仕事が決まれば、マネージャーに入るインセンティブも莫大な額になる。それを自ら手放すなど、正気の沙汰とは思えない。
しかも、彼女はあろうことか桜羽雪音に手を上げた。この業界で生きていくつもりがあるなら、自殺行為に等しい。
手持ちの役柄があるとはいえ、今後もこの世界で働いていくつもりなら、こんな爆弾を抱えたマネージャーと組みたがる人間がどこにいるだろう...
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