第7章
STARDUST公式アカウントが短いメッセージを投稿した
『聞くべきでない者が聞いてしまった』
ほぼ時を同じくして、中崎立希のあのツイートは、真夜中にひっそりと姿を消した。
私はベッドに横たわってスマホをいじり、何度かページを更新して、彼女の『あなたの心の声が聞こえちゃった~~~』というツイートが確かに削除されたことを確認した。
あのツイートは、瞬く間にファンたちによって狂ったようにリツイートされ、コメントが殺到していた。
私はスクリーンをじっと見つめ、指を宙に浮かせたまま、どう反応すればいいのか分からなかった。
その言葉はまるで鍵のように、私の心の中にある、長い間埃...
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チャプター
1. 第1章
2. 第2章
3. 第3章
4. 第4章

5. 第5章

6. 第6章

7. 第7章

8. 第8章

9. 第9章


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