第160章 一緒に彼女を殺してやる

高橋香織は階下へと駆け下りていった。

野村恵子が追いかけてくる。「香織、どこへ行くの?」

「お母様、蓮が他の女に汚されたのよ。彼のところへ行かなくちゃ!」高橋香織は目を真っ赤に充血させ、熱い涙を流していた。

野村恵子は何のことやらさっぱり分からない。「藤崎蓮は立派な大人の男よ。そんな目に遭うわけがないでしょう。まずは落ち着いて、何があったのか教えてちょうだい」

「この写真を見てよ。この恥知らずな女、蓮の脚に突っ伏してこんな大胆なことをしてるなんて。腹が立つわ。どうしてこんな気持ち悪い人間がいるの」高橋香織は堰を切ったように涙を流し、その様は雨に濡れた梨の花のようだった。

野村恵子もそ...

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