第201章

病室内で、藤堂光瑠はまだ緊張した面持ちで、圭人が戻ってくるのを見るやいなや、慌てて小声で尋ねた。

「圭人、北条さんがやった親子鑑定、あなたが何か手を加えたの?」

圭人は太郎と次郎のことを隠して、「うん」と頷いた。

「あなた、すごすぎるわ! こんな短い時間でどうやったの?」

圭人は嘘をついた。

「電話で人に頼んで、書類の袋に偽の鑑定結果を一枚入れてもらったんだ。ママ、安心して。パパと北条おじさんにはバレてない。それにさっきパパとも話をつけてきたから、パパはもうママに鑑定を無理強いしたりしないよ」

藤堂光瑠は驚きと喜びが入り混じった顔で、「本当?」と訊いた。

「うん!」

藤堂光瑠...

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