第207章

太郎は物思いに耽った。

「方法はあるにはあるけど……完璧じゃない。もう少し考えさせて。計画が固まったら、君たちに話す」

 子供たちはまたこくりと頷いた。「うん!」

 圭人が疑問を呈した。「その謎の人物は、本当に君たちを助けてくれた恩人じゃないって確かなの?」

 彼はやはり、その命の恩人が最も怪しいと感じていた。

 しかし太郎は、前回と同じように、きっぱりと答えた。

「絶対に彼らじゃない。彼らはいい人たちなんだ。いずれ会う機会があれば、君にもわかるよ」

 次郎も言った。「あの人たちは人を助けることしか考えない。人を傷つけようなんて思わないよ。ましてや僕たちに人殺しをそそのかすなん...

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