第118章 何の権利で

今野敦史は腰をぐい、と二度突き上げた。顔つきは悪辣で、そこにどこか嘲るような色さえ浮かべている。

「俺に楯突く気か?」

中林真由の目が、みるみる赤く潤む。必死にもがきながら、掠れた声を上げた。

「今野敦史、あんた最低のクズよ!」

もう感情を抑えきれない。全身がぶるぶると震えていた。

ここまでされて、これから自分を取引の駒として誰かに差し出そうとしているくせに、まだ脅してくるのか。

「江口俊也が、お前の味方でもしてくれると思ったか? あいつが俺を罵って庇ってくれるとでも?」

乱暴に浴衣を引きはがされ、白い胸元があらわになる。

中林真由の両手はベッドのヘッドボードに縛りつけられ、...

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