第120章 寝古された玩具

 今野敦史は、まるで憂さ晴らしでもしているかのように、リビングで中林真由を一時間以上も弄び続けて、ようやく手を止めた。

 最後に深く彼女の中へと吐き出すと、ふうっと長い息を漏らす。

 中林真由の瞳はうつろで、細い体にはまざまざと交わりの痕が刻まれていた。

 首筋には吸い痕がびっしりと散り、鎖骨のあたりには深く噛みつかれたあとがひときわ目立つ。

 胸元から腰回り、さらには太腿の内側にまで口づけの痕が点々と続き、それらすべてが今野敦史の刻んだ印だった。

 獣が縄張りを示すように、彼女の身体という身体に自分の所有を塗りつけていった男。

 とりわけ、江口俊也が「真由は自分の女だ」と言って...

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