第180章 鬱憤を晴らす

今野敦史は、目の前の女が何の反応も示さないことに、ふといら立ちを覚えた。

「なんだ? あ? まだ怒ってんのか?」

 彼は中林真由のTシャツの中に手を滑り込ませ、水着の襟元から直接、その胸へと触れた。

 今野敦史の喉仏が動く。得体の知れない快感が込み上げてくる。

 なぜか、以前よりも中林真由に対する興味が湧いているようだった。

 十年だ。まだ飽きないのか?

 以前、千葉雄太にも聞かれたことがあった。あの時、俺は何と答えたんだったか。

 思い出せない。だが今は分かる。間違いなく飽きてなどいない。中林真由に触れるたび、体が反応するのだから。

 中林真由はされるがままになっていた。体...

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