第87章 一夜の狂乱

中林真由はそっと目を閉じ、もう一度開いたときには、そのまま今野敦史をベッドに押し倒していた。

不意の出来事に、今野敦史はわずかに目を細める。

「今日はやけに積極的じゃないか、中林秘書」

指先が、ゆっくりと彼女の肌をなぞっていく。

ここ数日でついたキスの痕はまだ消えきっておらず、白い肌に小さな花がいくつも咲いているようだった。

中林真由はゆっくりと彼の上に腰を下ろし、喉の奥で小さく声を漏らす。

今野敦史は、下半身がはちきれそうに熱を帯びていくのを感じ、反射的に腰を突き上げた。

中林真由が、ふいにその動きを手で制した。

「動かないで」

噛みしめた下唇。腰をくねらせるように上下さ...

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