第5章

セラフィナ視点

 三日。私がレオを避け続けて、それだけの時間が過ぎていた。

 私はベッドに腰を下ろし、椅子に無造作に掛けられたエティエンヌの絹のスカーフをじっと見つめた。罪悪感が、ひどい二日酔いのように私を苛んでいた。

 もう彼には会えない。私は結婚しているのに、なんてこと。不倫ってこうして始まるものなのね、それは私の主義じゃない。

 だが、私の身体は別のことを訴えていた。レオの両手が私の顔を包み込み、まるでそれが人生最後の息であるかのような口づけの記憶――それが蘇るたび、心臓は千メートルを全力で駆け抜けた後のように激しく打ち震える。

 しっかりして、セラフィナ。彼はただの使用人よ...

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