第347話

老李は一瞬躊躇したものの、結局二秒とたたないうちに立ち上がった。

鼓動が再び早まる。こんな高学歴のインテリと一緒に、その美しい妻をいただくなんて、夢にも思わなかった。まるで夢のようだ。老李は自分の身に降りかかった出来事があまりにも荒唐無稽なのか、それとも自己があまりにも幸運なのか、判断がつかなかった。

老李の履いていたパンツはすでに膨らみ始めていた。二人の男はそのような無頓着な姿で居間を横切った。

廊下に入り、主寝室まであと数メートルというところで、突然前を歩いていた孫建軍が足を止めた。

老李は不思議そうに孫建軍を見つめると、彼が説明を始めた。「さっき客室を出るとき、体を洗うのを忘れて...

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