第7章

翌朝九時、私は家庭裁判所の前に立っていた。

昨夜あのメッセージを送ってから、ほとんど眠れなかった。緊張のせいではない、興奮のせいだ。絵里の写真は天からの贈り物だった――彼女は決定的な証拠を、自ら進んで私に差し出してくれたのだから。

賢治はすでに入り口で待っていた。私を見ると、その目が満足げに光った。「時間通りだね。準備も万端のようだ。覚悟はいいかい?」

「これ以上ないくらいにね」私は答えた。自分の声が驚くほど落ち着いていることに気づいた。

三週間の準備、数え切れないほどの眠れぬ夜、すべての怒りと屈辱――そのすべてが今日、報われるのだ。

家庭裁判所の調停室では、高い窓から差...

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