第48章 私は妊娠したけどそれがどうした

城田景行は湯川優の赤らんだ顔を見つめながら、彼女をからかいたい衝動がますます抑えられなくなっていた。

彼がゆっくりと近づき、鼻先が彼女の首筋に触れようとした瞬間、寝室のドアがノックされた。

「景行、起きてる?おばあちゃんが降りてきて食事するようにって」

若林夢子の声は甘ったるく、少しの違和感も感じさせなかった。

城田景行の体が硬直した。

彼の欲望はまだ満たされていないのに、若林夢子に邪魔されてしまった。まるで冷水を浴びせられたようだった。

湯川優はほっと息をついた。

昨夜の無謀な行為だけでも十分に顔向けできないのに、体も不快感があった。もし城田景行がさらに求めてきたら、彼女の体...

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