第10章

「でたらめ言わないで! 殴るわよ!」

希はこれ以上聞いていられず、顔を真っ赤にして怒鳴った。

記者は鼻で笑った。

「図星をつかれて逆ギレですか。立花さん、あなたはデビュー以来『天使』だのなんだのと持ち上げられてきましたが、その天使ちゃんの実態は、男のベッドから降りてきたばかりの汚れ女だったわけだ。大量のステマで清純派を演じておきながら、たった数枚の写真で化けの皮が剥がれた気分はどうですか? そもそも、これまでの仕事だって、一体誰から回してもらったんです?」

「村田監督ですか? それとも中島監督? 彼らがあなたと親密だったのは、本当にその才能を評価してのことだったんですかね?」

記者...

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